松田社長新年の挨拶

 明けましておめでとう御座います。
 旧年中は、多田ファームで育てましたふれ愛・媛ポーク(オズの箱入り娘や肱川清流豚)を可愛がって頂き有り難う御座いました。
 昨年はなりふり構わずトライ(try)するということでやってきました。新規の技術としては、まず第1に小規格種豚(3ヶ月齢)の導入があげられます。種豚の能力が農場の経営に大きく影響しますので、丈夫で元気な子豚を次々に産んでくれなければなりません。それにはまず母豚が元気であることです。自農場で小さいときからゆっくりと育て上げて、じっくり農場の環境に慣れてもらう、そのことが大切です。お陰様でこのやり方がねらい通りにうまくいっています。豚のフレームが大きくて、体にゆとりのある人懐っこい母豚に仕上がっています。次に自家採精の技術を導入しました。豚の交配(種付け)は本交と人工授精がありますが、多田ファームの場合「本交+人工授精」で人工受精に使う精液は全て購入精液に頼っていました。何せ岩手県から空輸で毎週3回入荷しておりましたので、少しでも購入費の節減を図りたいということでチャレンジしました。きっかけは交配担当から自家採精の方が受胎成績や産子数の成績が良いというデータがあるからやらしてくれという申し出でした。人工授精だけでどれだけの成績がでるものか、かなりの調査期間を要しました。今では人工授精だけでの交配が70%以上を占めていますし、購入精液の本数も激減しています。こちらもねらい通りというところです。
 今年も新しい技術にチャレンジしていきます。ウサギ年にあやかってホップ・ステップ・ジャンプといきたいところです。
 皆様の一年が良い年になりますことご祈念申し上げます。