『大農レストラン』に招待される!

 大洲農業高校に招待されました。11月上旬に開催される農業祭に提供される定食の試食会ということです。招待されたのは、大洲市の教育関係者や農協の組合長、そしてPTAの役員の方々など十数名。
 題して「秋定食」、名前を聞いただけでも食欲の秋でおなかがなりそうですが、実においしかった。SPF豚を使った料理を提供したいがSPF豚とは何ぞや、SPF豚はほかの豚とどこがちがうのか、SPF豚は何故おいしいのかなどの素朴な疑問を生徒さんにぶつけられて、勉強会をやったのが縁で今回の試食会に呼ばれたわけです。
 試食会に先立ち、生徒さんから一品一品説明がありワクワクしながら食べさせて頂きました。もちろん豚肉は多田ファームで生産したものを使って頂きました。
 インゲンの豚ばら肉巻きと塩麹付けのロース肉のソテーというもので、インゲン豚肉巻きは、味噌とオイスターソース等で作った特性のタレを絡めた甘辛の味付け、塩麹のソテーはほんのりとした塩味。まず、スダチ絞って振りかけて食してみました。柑橘のさわやかな香りが口いっぱいに拡がり、インゲンのシャキッとした歯触りがアクセントになって豚肉のおいしさを引き立てています。また、塩麹のソテーは塩麹の効果なのかお肉が柔らかくて、肉に歯を乗せただけですんなりかみ切れてしまいます。まろやかな塩味に肉の甘みが後から引き立てられるように広がってきます。次に大根おろしを乗せてそれぞれを食してみましたが、肉の脂を感じさせない、違ったさっぱり感があって大変美味しかったです。
 所謂、定食のフルコースでメインディッシュの豚肉料理、ほうれん草と切り干し大根の白和え、芋炊き、彩どりサラダ(3種の手作りドレッシング)、茶碗蒸し、デザート(牛乳寒)まで付いていました。全体の味付けは薄からず、濃いからずで、上品な味と言ったら良いのでしょうか。本当においしかったです。
 料理はおもてなしそのものだと思います。生徒さんは、よく勉強されて良い結果を出したんじゃないかと思います。心のこもったお出迎え、料理の食材は地元産にこだわり、一品入魂で工夫された美味しい味付け、手作りのお箸や箸置き(お土産に持って帰りました)、お見送りの挨拶、隅々までこころが行き渡っていたと思います。本当に有り難うございました。養豚やってて良かった、感謝。